岩手県に来て良かった!
将来の選択肢が広がった12日間
R.Yさん
滞在期間 2024/9/3~2024/9/15
「岩手」という地域のワーホリに応募しようと思ったきっかけは?
また、「湯守ホテル大観」を選んだ理由は?
私が通っている大学が、岩手県と連携している(岩手U・Iターンクラブ加盟大学)ということを知り、ホームページを見たことで岩手県のワーホリの存在を知りました。
私は都会で働くことに抵抗があり、地方で働くことを視野に入れていたため、ワーホリをすることで実際に地方での暮らしを体験できると思い、応募しました。また、岩手県はこのワーホリ専用の「バイトしながらいわて旅」の分かりやすいホームページが作られており、実際の実施レポートを読むことができ、サポートが充実していると感じたので、岩手県を選びました。
数ある受入先がある中で「湯守ホテル大観」を選んだのは、ホテルのレベルの高いサービスを学び、接客力を身につけたいと思ったからです。また、ありがたいことに滞在費用を押さえられ、その分、より多くのお金を観光に回せることができるのも応募した理由の一つです。
~R.Yさんのバイトしながらいわて旅~
仕事先に住み込みながら生活し、観光もできる機会は中々ないと思います。なにより岩手県の人の温かさに驚きましたし、普段都心で生活していたら味わえない良さが沢山ありました。
なんとなく地方で働きたいと曖昧だった考えが、今回岩手のワーホリに参加したことで、将来の仕事を真剣に考えるきっかけになりました。見知らぬ地で働き生活することは、自分が思っていたより難しくなかったのだと知ることもできました。
2年後には決めなくてはならない進路に、岩手県で働くという選択肢を増やすことができました。応募するときは迷いもありましたが、本当に岩手県に来てよかったと思います。
もし岩手のワーホリに参加するか迷っている方がいれば、応募することをお勧めします!
新幹線で埼玉から2時間で盛岡に到着しました。新幹線を降りた瞬間、じめじめした暑さがなく風が冷たくて感動しました。
それから歩いて事務局に向かい、同時期に同じ大観で働くNさんと初めてお会いしました。事務局から大観に向かうまでたくさんお話ができ、参加者が私だけではないのはとても心強かったです。お話していく中で、同じアイドルが好きだという共通点を見つけたときはとても驚きました。
大観に到着し、多くの方が温かく歓迎してくださいました。
人事のご担当の方にも初めてお会いし、館内の説明を受けました。それからはお客様と一緒に、バイキングの食事をさせていただきました。種類豊富でとても美味しかったのですが、今後上手くやっていけるかという不安もあり、たくさんは食べられなかったです。大観の温泉にも入り暖まって、今日の疲れをとることができました。これから毎日大観の美肌の湯に入って、肌をツルツルにしていきたいです。
これから始まる勤務に緊張しますが、来てもらえてよかったと思っていただけるように精一杯頑張りたいです。
受入先でのお仕事はいかがでしたか?
初日は、ミーティングにて自己紹介をさせていただきました。とても緊張しましたが、皆さんが優しい笑顔で話を聞いてくださって安心しました。
それから沢山の業務を覚える必要があり、細かくメモを取りながら働きました。分からないことが多く、その都度お伺いするのが申し訳なかったのですが、嫌な顔せず丁寧に教えてくださり、温かい環境なのだと実感しました。
2回目の勤務では、大学生の団体客がいらしており、片付けの食器が一斉に来るので、その食器を下げて片付けるのがとても大変でした。気付いたら汗だくになっていて、体力がいる仕事なのだと実感しました。食器を片付ける仕事以外にも、受付や食器の仕分け、テーブルや椅子の消毒などと多く仕事があり、暇な時間はなかったです。
また、「お写真をお撮りしましょうか」といった声がけをした時に、嬉しそうに「お願いします」と言っていただけたときや、笑顔で「ご馳走さまでした!」と言われたときに、やりがいを感じました。
勤務が続くにつれてできることが増えていき、任される仕事が多くなって嬉しい半面、とても忙しかったです。
お客様がいなくなった後に食器洗いをしたのですが、チョコレートフォンデュの機械を洗うのはとても大変でした。なかなかチョコレートが落ちず機械も大きいので、お湯をかけてチョコレートを溶かしてから洗うなどと、工夫をしながら取り組みました。
働いたのは6日間ととても短かったですが、温かい環境でやりがいのある仕事ができ、体験してよかったと思いました。
私はこのワーホリで、来てもらえて良かったと思っていただけることを目標に一生懸命働くと決めていました。なので、勤務最終日に受入先のみんさんに「明日もいてほしい」と言われたときは、とても嬉しかったです。
今までは考えてこなかった観光業、ホテル業の道が見えてきて、岩手に来たことで将来の選択肢が増えました。
休日には岩手県内の観光も楽しみました !
2024/9/5
今日は、この期間にほかのプログラムに参加しているワーホリ参加者との交流会で、住田町にある鍾乳洞・滝観洞(ろうかんどう)に行きました。私は洞窟に入ったことがなく、興味があったのでこの日をとても楽しみにしていました。
車内では、事務局の方から盛岡のソウルフード福田パンの差し入れがありました。岩手に来たら絶対食べると決めていたので、とても嬉しかったです。ありがとうございました!
車からの距離が長かったので多少車酔いをしてしまいましたが、洞窟に入った瞬間、車酔いがなくなるくらいの綺麗な空気に驚きました。また、とても涼しいので暑さも吹き飛びリフレッシュになりました。
ガイドさんが丁寧に洞窟について案内してくださったので、知識も増えとても楽しかったです。中でも、洞窟の中は地震が起きても気付かないくらい丈夫だという話は印象に残っています。しかし、東日本大震災のときは岩が少し崩れ落ちてしまったと聞き、地震の恐ろしい威力とそれでも少ししか崩れない洞窟の頑丈さに驚きました。
狭い道を歩いたりしゃがんだりして進むのは、スリルがあってとても楽しかったです。目標の滝を目にした時、水の威力に圧倒されました。大声で話さないと聞こえないぐらい、水の音が大きかったです。滝に近づくために水に入ったとき、水と洞窟があまりにもきれいで印象に残っています。出口に戻るのも、やはりスリル満点でずっと楽しむことができました。
それからお昼を食べるために、となり町・遠野市の道の駅遠野風の丘に向かいました。そこではずっと食べたかった冷麺を食べることができました。本場の冷麺は本当に美味しくて、冷麺がとても好きになりました。この日食べた冷麵にはパイナップルが入っていて驚きました。
食べながら他のワーホリ参加者のお話も聞けて、とても楽しかったです。
交流会を通して、もっと岩手県の魅力を知りたいと思いました。これからの岩手生活を存分に楽しみたいです!
2024/9/8
今日は、受入先のSさんが小岩井農場を案内してくださいました。岩手に来たら絶対に行こうと決めていた場所だったので、とても楽しみにしていました。大観から車で20分ほどで着き、想像していたよりも近かったです。車から小岩井農場が見えた瞬間、あまりの広さに驚きました。
日曜日ということもあり、家族連れや観光客で賑わっていました。駐車場に停まっていた車のプレートを見ると、岩手県プレート以外にも宮城県や秋田県のプレートが多くあり、他県からも多くの方が訪れているのだと知りました。
農場に入ると本当に広くて、子供向けの公園や乗馬体験ができる施設、餌やりができる施設などと様々な体験スポットがありました。私たちは馬に餌やり体験をしました。餌を目の前にすると、とても喜ぶ馬たちが可愛かったです。また、そこには期間限定公開の「世界一かわいい羊」といわれる羊もいて、2匹でくっついて寝ているのがとても可愛くて、しばらくの間見ていました。
その後Sさんに、小岩井農場のソフトクリームをご馳走していただきました。とても濃厚で甘くて、今まで食べたソフトクリームの中で一番美味しかったです。本当に美味しかったので、今後他のソフトクリームを食べたとき物足りない気分になってしまうだろうなと思いました。また、お土産を買うときにSさんが、小岩井農場のスプーンとフォークをプレゼントしてくださいました。埼玉に帰った今、とても愛用していて使うたびに岩手県のことを思い出します。
上丸牛舎という場所にも行ったのですが、暑かったからか牛たちは放牧されておらず、牛舎の中にいました。また、牛舎奥には宮沢賢治の詩碑がありました。
小岩井農場を訪れた後はちょうどお昼の時間だったので、Sさんが焼き肉をご馳走してくださいました。本当は「髭」というテレビでも紹介されたお店に行くはずだったのですが、とても人気店で行列が絶えず混雑していたため、「やまなか屋」に行きました。「やまなか屋」のお肉と冷麺は本当においしくて感動しました。この時のお肉が忘れられなくて、チェーン店なので地元の方にもないかと確認しましたが、東北にしか無いとのことでした。また岩手に来たら絶対食べようと思います。
今日はSさんが素敵な場所へ連れて行ってくださり、美味しい食べ物もご馳走してくださりととても幸せな1日になりました。Sさん、本当にありがとうございました!
2024/9/9
この日は一人で盛岡市内を観光しました。
盛岡駅に到着してから早速、「白龍」のじゃじゃ麺を食べに向かいました。オープン前の時間だったのにも関わらず、行列ができていました。ラー油やニンニクを入れたりして、味変も楽しみました。また、ちーたんたんにも挑戦しました。初めてだったので、注文するときは少し緊張しました。じゃじゃ麵もちーたんたんもとても美味しかったです!
それから「盛岡都心循環バスでんでんむし」の1日フリー乗車券を購入し、福田パン本店に向かいました。到着すると、お店の外まで行列ができており完売しているメニューも多くありました。私は「クッキー&クリーム」と「てりやき」を購入しました。この2つは持ち帰って夜ご飯として食べました。とても美味しかったです!
その後は再びバスに乗り、「茶廊車門」というカフェに行きました。店内はレトロで可愛らしく、落ち着いた雰囲気だったのでとても過ごしやすかったです。そこでは、黒パフェとあずきミルクフロートを注文しました。甘さ控えめでとても美味しく、ひとりでも食べきれました!
カフェでのんびりしていたら思っていたよりも時間が過ぎていて、行こうとしていた盛岡城跡公園に行けなくなってしまいました。訪れた場所は少なかったですが、念願だったじゃじゃ麵や福田パン本店に行けて満足した1日でした。とても楽しかったです!
2024/9/11
今日は大観で一緒にワーホリに参加しているNさんと一緒に、浄土ヶ浜に行きました。事前に盛岡から宮古駅までの高速バスの予約をして、綿密に計画を立てて行きました。朝早かったのもあり、行きのバスでは二人とも爆睡してしまいました。
宮古駅に到着し、そこからバスで浄土ヶ浜に向かいました。岩手県に来てから、埼玉よりずっと涼しくて過ごしやすいと思っていましたが、この日はかなりの猛暑でした。
浄土ヶ浜に到着して海を見た瞬間、あまりの綺麗さに二人ともとても驚きました。海なし県育ちの私は、海を見ることが大好きなのですが、今まで見た海で一番青くて透き通っている海でした。
浄土ヶ浜マリンハウスで青いソフトクリームを食べました。ソフトクリームの青さが映えて、綺麗な写真が撮れました。
それから小型船に乗り、青の洞窟を見に行きました。小型船(さっぱ船)に乗ること自体初めてで、どこまでも続く岩手県の広大な海を感じることができて感動しました。写真も複数枚撮りましたが、その時はこの綺麗な海を目に焼き付けておこうと思い、途中からスマホはしまってしまいました。船に乗っていると、たくさんのウミネコが鳴きながらついてくるのが可愛かったです。いざ青の洞窟に入るとあまりの青さに驚きました。また、一緒に乗船しているスタッフの方が、青の洞窟は青森県の八戸市まで続いているという伝説があることを教えてくださいました。
船を降りた後は、歩いて浄土ヶ浜レストハウスに向かいました。そこにある「うみねこ亭」というお食事処で浄土ヶ浜を眺めながら、浄土ヶ浜カレーを食べました。長い移動と暑さによる疲労が、一気に無くなるくらい美味しかったです。
そこから帰りのバスまでは沢山時間があったので、しばらく座って海を眺めていました。見れば見るほど海は綺麗で、天国のような場所でした。事前に聞いていた、浄土ヶ浜の名前が「極楽浄土」からきているという話にとても納得しました。宮古駅に向かい「レ・ド・シェーブル」のヤギミルクのタピオカジュースを飲みました。外観も店内もとても可愛らしく、魅力的な商品がいっぱいありました。
盛岡駅に到着してから、大観に帰るバスまで時間があったので、Nさんと一緒に盛岡駅でつけ麺を食べました。お腹が空いていたので一瞬で食べきってしまいました。とても美味しかったです!
今日はとても充実した1日になりました。なにより、同じ大観の参加者のNさんと一緒に観光できて本当に嬉しかったです。