バイトしながらいわて旅|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2024夏]住田観光開発株式会社(滝観洞観光センター)

梶田 壮馬さん

バイク日本一周中に結んだ岩手とのご縁

梶田 壮馬さん

梶田 壮馬さん

滞在期間 2024/9/12~2024/9/30

「岩手」という地域のワーホリに応募しようと思ったきっかけは?
また、「滝観洞」を選んだ理由は?

私が岩手県でのワーホリに応募したきっかけはいたって単純で、大学時代の友人が岩手にあるラグビーチームでプレーをしており、気軽に遊びに行けると考えたからです!

2024年8月からバイクでの日本一周旅に出ることを、常に周りの人々に言いふらして、自分の逃げ道をふさいでいた私に、友人が、今回のいわてふるさとワーキングホリデー(バイトしながらいわて旅)があるということを教えてくれたため、すぐに飛びついて問い合わせの電話をさせていただきました!
私の旅の目的が、日本全国津々浦々を観て周りながら、その土地にしかない景色やごはん、人に出逢い、ご縁をつなぎたいというものであったため、まさに天からのお告げのように感じました。

出身地である愛知県から始まり、長野、新潟、山形、秋田、青森、北海道と、いろいろなこと、本当にいろいろなことを経験しながら旅に夢中になっていたところで、岩手のワーホリの候補地を決めていないことに気が付きました。
急いで事務局の方とメールのやり取りをさせていただき、当初は、とにかく友人が住んでいる地域に近い場所でという希望以外は、正直ありませんでした。そのため、歴史を知ることがもともと好きだったということもあり、人類、ましてや恐竜よりも長い3億年の歴史をもつ「滝観洞」に魅力を感じ、滝観洞を希望しました。

しかし、ワーホリを終えた今では、今回快く受け入れていただいた、「滝観洞」以外でのワーホリをしていた未来がまったく想像できません。
この場所でワーホリができたこと、今後の人生における、私の胸を張って語れる自慢になりました。
そう自信を持って言えるほど、本当にありがたいご縁を結ぶことができたなとしみじみ思います。

~梶田 壮馬さんのバイトしながらいわて旅~

私が、岩手のワーホリの感想を語るうえで、飾らず、ありのまま素直に書かせていただくので、少々個人的な主張が強くなってしまいますが、興味のある方はぜひ読んでいただければと思います。

初めに書いた通り、私は今年2024年8月から、日本一周の旅をバイクでしています。(この滞在記を書いている10月中旬には、)東京にある以前お世話になったバーで働かせていただきながら、また今度11月には富山県の温泉宿にてまた働きながら生活させていただく予定です。

このように、「明日、どこで寝るかもわからない生活をしながら」旅をしている理由は、自分史上最高の教師になるためです。そのためには、社会人での経験、実際に日本という国を見てまわり、その地域に住む方々との交流を通して、自分の世界観を広げていく必要があると強く感じています。
その中で、大学時代の友人の紹介で、このような願ってもない機会をつくってくださった方、滝観洞を通じてつながったすべての方とのご縁に、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

ワーホリでの仕事を通じて学んだことはもちろんのこと、本音を語り合った住田町の居酒屋での時間と経験は、私にとってかけがえのない財産になりました。この財産は、私だけでなく、過去にワーホリに参加した方、今後ワーホリに参加する方、それぞれの人の当時の状況やその人たちと関わった人々が形作っていて、その形は人によって違う形をした財産なのだろうなと思います。
人によってまったく異なる形をした財産を、いつかどこかでだれかと共有し合えたら、どれだけ良いだろうと夢想してしまいます。また、このようなすばらしい取り組みが、もっと日本全国のいろいろな人に周知されて、広がっていって欲しいと願っております。これを読んでくれた人たちと、いつかどこかで語り合えることを楽しみにしながらこの先も旅をしていきます!

ご清覧いただきありがとうございました。

受入先でのお仕事はいかがでしたか?

印象に残っているエピソード、と言われれば、正直、すべての日を鮮明に語れるくらいに、毎日イベントが盛りだくさんでした!
ただ、それらすべてを語らせていただくには圧倒的にスペースが足りない、また今後読んでいただく方の読む意欲をそいでしまう可能性が高いため…、ざっくりとかいつまんで語らせていただきます。

まず、滝観洞での主な仕事としては、メインである洞窟の案内でした。
思ったより単純だな、と思ったそこのあなた、安心してください、ちゃんと奥が深いお仕事ですよ。
洞窟の規模としては、往復1時間程度のコース(通常コース)で、メインの見どころでもある洞窟最奥の滝を目指して探検していただき、洞窟内の地層から感じられる3億年のロマンと、100年程前に地元青年らが探検をした結果、発見に至った最奥の絶景滝という偶然を、存分に感じられるコースとなっております。
また、毎年のように大学のガチの洞窟研究チームが遠征に来るほど、まだまだ未開の地でもあります。
さらには、お客様のレベルに応じた冒険コース、探検コースも用意されている上に、季節や天候によって、その姿を変えるというオプション付きの大変魅力的な場所です。
めちゃくちゃ営業っぽくなりましたが、まぎれもない事実で、まだまだ語り足りないほどです!

この説明でもお分かりいただけるとおり、しっかりと説明をすると、なかなか長い時間の説明になってしまいます。しかし、「洞窟探検」とわざわざ銘を打っているとおりに、足元は濡れた岩肌で滑り、下ばかり気にしていると頭をしっかりとぶつけることになります。これをお客様に伝えない、あるいは理解不十分のまま案内してしまうと、大きなトラブルやクレームにつながりかねないのです。
だからといって、きつい、しんどいなどのネガティブなことばかりを伝えても、お客様からすれば面白くありません。つまり、初めの案内で、注意事項をしっかりとご理解いただいたうえで、洞窟の魅力をいかに伝え、お客様の思い出に残る体験にするのか、この試行錯誤がたまらなく面白く、やりがいがありました。
老若男女あらゆる年代のお客様、しかも身体能力なども様々であり、不確定要素の多い中で窓口案内をしていたため、一度たりとも同じ説明はなかったように思います。まだまだ語り足りませんが、エピソードとして印象に残っている部分が多すぎる!という、私の主張を少しはおわかりいただけたと思います!
「実際に体験して、見たほうが早い!」という考えのもと、このような文章を打たせていただきました!

ここまで読んでいただいた方は、ありがとうございます!!

お休みはどのように過ごしましたか?

休日は、主に大学時代の友人と岩手の各地に出かけたり、極寒の中、雨に打たれるという東北の洗礼を受けたりして、一日たりとも滞在先でゆったりということはありませんでした!
また、事務局の方が、ワーホリ参加者との交流会も企画してくださり、観光をしながら、東日本大震災の残した爪痕と復興の軌跡を感じることができました。

具体的な休日の内容としましては、ひとつひとつエピソードがあり、またしても長々しい文章になってしまうため、箇条書きにさせていただきます!

・日本の近代化のきっかけとなった、鉄の歴史を知ることができる、文字通り「鉄の歴史館」(釜石市)
・まるで美術館のような三十三観音様を見ることができる「釜石大観音」(釜石市)
・新海誠監督の作品である「すずめの戸締り」の聖地とされる「宮古市赤前」(宮古市)
 また、となりまちにもある「山田町織笠」「織笠駅」(山田町)
・いろいろとちょうどいい温泉「夏虫のお湯っこ」(大船渡市)
・日本の故郷といわれる遠野では、今までの人生で最高の雲海を見ることができた「高清水展望台」(遠野市)
・ノスタルジックな雰囲気漂う「みやもり眼鏡橋」(遠野市)
・誰もいない景色を見ることができる「寺沢高原」(遠野市)
・まるで天竺のような創建新たなお寺「福泉寺」(遠野市)
・世界で訪れたい都市で2番目に紹介された岩手の都会「盛岡」

まだまだめぐってみたい場所がたくさんあった岩手ですが、さすがは四国と同じくらいの面積を誇る岩手県…。私が今回のワーホリで訪れた主な場所は以上です!!

食べ物に関しては、滝観洞のある住田町がメインで思い出に残りました。
醤油とニンニクでいただく新鮮な生かつお、たたきでしか食べたことがなかったので特に衝撃を受けました。
ホルモンともも肉の中間の食感で、甘辛い味付けの鶏の希少部位を使った鳥ハラミ、この二つが特に印象に残っています!
あとは、釜石の千人峠の道の駅で食べられる安いのに美味いラガーラーメンもおすすめしたいです!!



滞在期間中、盛岡の地元テレビ局へ行き、滝観洞まつりの宣伝をしてきました!夕方の情報番組で放送されたようです。
住田町の霊峰・五葉山の五葉山火縄銃鉄砲隊の鎧と兜を携えて!



9/20
ワーホリ参加者との交流会に参加しました。
大津波資料館「潮目(しおめ)」の屋上での1枚です。


お問合せ

いわてふるさとワーキングホリデー事務局

電話でお問合せ平日10時〜18時

019-621-1171

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[バス]
・「映画館通り」徒歩1分
・「菜園川徳前」徒歩2分

※盛岡駅からのアクセスには「盛岡都心循環バス でんでんむし 左回り」の「菜園川徳前」が便利です

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[タクシー] 盛岡駅より5分

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