宮古市と私との強いつながり。
もはや私は宮古市に行かなければいけない人物だと感じました。
S.Sさん
滞在期間 2024/9/17~2024/10/1
「岩手」という地域のワーホリに応募しようと思ったきっかけは?
また、「グリーンピア三陸みやこ」を選んだ理由は?
宮古という名前の響きに惹かれ、応募しました。
「宮古」とよく聞くものの、どんなまちなのかは知らないため、実際に行ってたくさんの学びを得たいと思いました。
実際のところ、滞在中に「宮古」という名前は「都」からきているという説があることを、宮古の方複数人から聞きました。私の出身地京都は古都で「古い都」のため、わずかながらつながりを感じました。それを聞く前までも「宮古」という名前がなんとなく好きでした。本当にそれくらいの、ちょっとしたフィーリングなのです。
選んだ理由は少し変わっていますが、私は立派な理由だと思います。もちろん海が近くて海産物がおいしいからなどの理由もありますが。こうやって宮古市と京都市をつなぐきっかけを与えていただいて、感謝しかありません。余談ですが、宮古のワーホリの前は、富山県魚津市のワーホリプログラムに参加しており、その際も「魚」がついている市は、新潟県魚沼市みたいにお米がおいしいのではないか⁉といった、”フィーリング”で選びました笑。
あとは、自分がやってみたいお仕事かどうかを重視しました。業務内容は、ホテル内のレストランでのホールスタッフでした。
ホテルの業務は未経験でしたが、観光学部に在籍しているので、一度は経験してみたいと思っていました。観光学部で学んできたホスピタリティについてと、飲食店のアルバイトで培ってきた接客のスキルを活かしたいと考え、応募しました。
受入先でのお仕事はいかがでしたか?
お仕事は、グリーンピア三陸みやこのレストランのホールスタッフとして、朝夜どちらも担当しました。
朝はビュッフェ形式で、夜はコース料理かフリー注文になります。お客様と直接かかわる仕事のため、良い印象を持っていただけるよう、はきはきとした声で、笑顔で対応するよう心掛けました。基本的にお客様からの注文などがあったら動き出すので、せわしない感じはあまりなく、お仕事ができました。
営業開始から少し時間が経てば、洗い物やテーブル清掃などがどんどん増えていくので、お客様への接客の対応もしつつ、そちらの対応も必要です。スタッフさんは皆さんお優しく、スキマ時間には、宮古市のことをたくさん教えていただきました。お客様も笑顔で帰って行かれる方がほとんどでとてもうれしく、仕事のやりがいがありました。
お休みはどのように過ごしましたか?
休日は、事務局主催の交流会や、イベントに招待してもらいました。そのため、丸一日自分一人で動ける休日はなかったのですが、昼から夕方にかけてお仕事の中抜けの時間があるので、その時間を観光などにあてました。
宮古市はもちろん、盛岡市、久慈市、岩泉町、釜石市、大船渡市と、岩手県の様々なまちを訪れることができました。
滞在中は、ほぼ毎日何かしらの海鮮料理を食べていました。沿岸地域ということもあって、お魚がおいしいです!
ご当地名物の料理もたくさん楽しむことができました(宮古の瓶ドン、盛岡冷麺、釜石ラーメンなど)。
震災遺構や海沿いの景勝地などの自然に行くことも多く、道の駅巡りもできて楽しかったです!
~S.Sさんのバイトしながらいわて旅~
2024/9/17
ワーホリ初日。岩手上陸の日。
この日は朝から新幹線で東京駅経由の京都駅→盛岡駅。ここまでで約4時間30分。盛岡駅で1時間ほどの休憩。
本当は盛岡駅を出て、福田パンのお店に行きたかったのですが、まあまた別の機会に。と思ったら、盛岡駅にありました!さすが盛岡のソウルフード。もちろん買いました。
その後、お昼ご飯に駅構内のおそば屋さんに行きました。東北地方ではおなじみであろう、はらこ飯もセットで。私は知っていましたが、関西人だと、はらこ飯と言われると「何それ?」となります。早速そばと海鮮料理にありついた後、盛岡駅構内の商業施設・フェザンをぶらりし、盛岡駅前発宮古駅前行きの高速バスに乗り、1時間半。ようやく宮古市に到着。
到着すると、お約束していた、今回の受け入れ先のグリーンピアの専務が車でお迎えに来てくださいました。
そこから専務と一緒に、宮古市役所へ訪れました。ワーホリ参加のご挨拶と、24日の「2024みやこポートフェスタ」のご案内をしていただきました。
その後、コンビニで当日の夜ご飯と、お酒を6本も買っていただきました。朝から移動づくめで、到着時には夜を迎えるため、この日だけは、コンビニ飯。夜ご飯はじゃじゃ麺です。まさかコンビニにじゃじゃ麺があるとは驚きです!専務はお酒がとてもお好きとのことで、2週間頑張って!というエールとして、受け取りました。
そして、専務の運転でグリーンピアへ。
ここ数年で無料の高速道路が開通し、無かった時と比べて格段に便利になったと、専務より車内でうかがいました。早速、宮古の知らない情報をゲットしました。今後2週間、この新しい高速道路が大活躍します。
というのも、グリーンピアの周りには買い物ができるところがあまりなく、コンビニに行く場合は車で10分。車を貸していただけるため、この2週間で何回か行くことになるかなと思いました(しかし、この最寄りのコンビニには結局1回も行きませんでした。コンビニがなくても充実した日々だったということですね)。
専務との車内トークが弾みながら、ホテルに到着。2週間住み込みをするお部屋や、館内を案内していただき、専務とはこの日はお別れ。とっても素敵なお部屋をご用意していただきました。
館内の温泉でひと休みし、じゃじゃ麺とお酒をいただき、この日は就寝。明日からの仕事に備えます。
2024/9/18
初仕事は夜からの為、朝昼は観光。車をお借りして、この日は宮古市田老地区を訪れました。
まずは、道の駅田老で朝ごはんを買います。うにおにぎりと、おやきと唐揚げを買いました。
その後、「津波遺構たろう観光ホテル」へ行きました。震災の被害がそのまま伝わる姿で残されており、震災の恐ろしさを痛感しました。
つづいて海沿いを走り、景勝地の三王岩へ行きました。岩が三体そびえたつ姿は圧巻です。宮古駅前の市街地からはやや遠いですが、宮古に来たなら必ず来たい場所ですね。震災があっても三王岩はびくともしなかったとのこと。自然の力強さを体感できます。
それから、夕方から夜にかけて初仕事です。
初日は、夜のレストランのコース料理とフリーオーダー用メニューを覚えることから始まりました。そして、お客様対応の際は、まずはスタッフさんの後ろをついていって、どのように注文を取ったり、コース料理を説明し進めていくかを覚えたりしました。そして、ドリンク作りはホールスタッフの担当です。こちらもスタッフさんに教えていただきながら作りました。
初日は覚えることがたくさんありましたが、お客様がいない時間を見つけてはメニューとにらめっこしたり、スタッフさんに質問したりしました。
仕事が終われば、賄いの夕食です。賄いとはいえと、ても豪華です。いちご煮はなかなか食べる機会がないので最高でした。お刺身も新鮮でおいしい!
2024/9/19
この日は、朝夜とレストランでのお仕事。
朝食仕事はこの日が初。朝食はビュッフェ形式で、朝7時からお客様が朝食券を持ってお越しになります。「おはようございます!」と元気な声であいさつし、気持ちの良い朝を迎えていただけるよう意識しました。
仕事内容は、ごはん、おかゆ、おみそ汁をよそうことです。基本的に、お料理はお客様にセルフサービスで取っていただきますが、この三つはスタッフが行います。これらをよそうまでの短い時間に、お客様と良いコミュニケーションが取れるように、笑顔で対応することを意識しました。他にもやるべきことはありますが、初日ということで、まずはこの、よそう業務に集中しました。
レストランがクローズすると、ビュッフェの料理を全て厨房に持っていき、ビュッフェ会場の清掃が終わったら、賄いをいただきます。地元名産の「真崎わかめ」や、鱈フライなどを食べることができて最高です。
朝のお仕事が終わると、中抜けです。5時間くらいあります。夜のお仕事に向けて備えるもよし、少し外出するもよし。最初の中抜けはおとなしめで、グリーンピア館内の散策、私的作業、昼寝休憩をしました。
そして、2回目の夜のお仕事。2回目とは言え、まだまだ緊張感は抜けません。覚えないといけないことはまだまだあります。
引き続き、メニューを覚えることももちろんですが、新たに伝票の書き方を教わりました。そこから簡単なオーダーは、私が進んでするようにしました。わからないことがあったら必ずスタッフさんに聞くようにして、慣れるようにしました。
業務終了後は、この日もお客様が帰られてから、レストランのテーブルの一角で賄いをいただきます。
お部屋に戻ってからは専務からいただいたお酒をオープン。お仕事の後のお酒は最高ですね笑。
寝る準備をして、また明日に備えます。
2024/9/20
この日は、大船渡市内で、事務局主催のワーホリ参加者との交流会。
グリーンピアでの参加者は私だけの為、お仕事以外は基本一人。お出かけするにも一人で寂しいので、この交流会はとっても嬉しい!岩手という地を選んでお仕事しようと同じ意思を持った方々とお会いできる機会は、貴重です。
集合場所の大船渡温泉にて、他のワーホリ参加者と顔合わせです。皆さん同世代で、中には私と同郷出身の参加者もいてびっくり!岩手開発産業株式会社のガイドさんとともに、いよいよ大船渡旅がスタート。
まず訪れたのは、大船渡市魚市場。
中を見学するというわけではなかったのですが、海の近くで景色を堪能。たくさんのうみねこにも出会いました。
その後訪れたのは、サン・アンドレス公園。
ここでは大船渡の堤防に描かれたタイルアートを見学します。堤防は防災の役割を担う反面、壮大な海の景色を消してしまい、殺風景な景色になってしまいます。そこにアートを取り入れるのは、とても素敵なことだと思います。しかし、この堤防タイルアートは期間限定のもので、少し経てば全部はがさないといけないとのこと。儚いですね。実際に、タイルアートを制作していて、この公園でのイベントの準備をされていた方々にもお会いして、お話を聞くことができました。
公園を出た後は、参加者は三陸鉄道に乗り、盛駅から三陸駅へ。かいけつゾロリのラッピング電車に出会いました。
車で先回りしていたガイドさんたちと合流後は、三陸町では有名人だという方のもとへ。
もともと美容院だったお店を変えて、旅行者が気軽に立ち寄れる場所にしたという、レストスペースでもあり、震災伝承施設でもある潮目に訪れました。実際に、ロードバイクで旅行中の外国の方にも出会いましたよ!震災当時の様子や思いがつづられていて、とても素敵な場所でした。とってもお優しいお父様にも出会えました。写真を撮るときも肩にそっと手を添えてくれました。
その後訪れたのは、ド根性ポプラ。
陸前高田の奇跡の一本松は有名ですが、こちらも津波に耐え抜いた奇跡の木です。当時、このポプラを見て、奮い立たされた被災者も多いのではないのでしょうか。
三陸駅周辺をぶらりする中、続いては株式会社リアスターファームのいちご農園へ。日曜日だけ、いちごパフェなどを販売しているカフェをやっているとのこと。この日は日曜日ではないためいただくことはできませんでしたが、収穫されたいちごを特別に試食させていただきました。いちご農家さんのお話を聞いて、和気あいあいとしながら、いちごのおいしさを堪能しました。
続いては、碁石海岸へ。
ここで大船渡温泉の支配人と合流します。碁石海岸は、大船渡の美しい景勝地です。穴通磯は絶景です。海水によって岩が削られ、穴が開いた不思議な光景。自然の雄大さに魅了されますね。碁石海岸沿いは、歩けど歩けど海が横にあります。海風がとっても気持ちいいです。大船渡温泉の支配人のガイドも、とても勉強になりました。
その後、碁石海岸のそばにあるお食事処「岬」へ。海鮮丼と、磯ラーメンが有名ということでどちらを食べようか…どっちも食べちゃえ!ということで、二つとも注文しました笑。どちらも海の香りを堪能できて最高でした。
大船渡駅周辺に移動して、大船渡温泉の支配人とガイドさんとはお別れ。大船渡駅周辺をぶらりします。
大船渡銘菓の「かもめの玉子」が販売されている「かもめテラス」を訪れたり、商業施設の「キャッセン大船渡」を訪れたりしました。
そして、「防災×観光 アドベンチャー 『あの日』」という、スマートフォンを使って、キャッセン大船渡周辺にちりばめられてあるQRコードを読み取りながら、震災に関する情報を集め、最終避難地である加茂神社を目指すというアドベンチャーゲームに参加しました。
このゲームは、地震が発生し津波が来たとき、どのような判断をすべきかをクイズ形式で解いたり、こういう場面に遭遇した時どうするか、といった判断を迫られたりします。大船渡のまちを歩きながら、同じ交流会参加者と相談しながら、ゲームクリアをすることができました。実際に被災した時のことを想定して考えることができたので、とても勉強になりました。
夜は、またまた大船渡温泉の支配人と再会し、参加者みんなとキャッセン大船渡にあるイタリアンで夕食をいただきました。
支配人の大船渡に対する想いなどをうかがえた、貴重な時間でした。そうして交流会は終了。
参加者の方とはお別れし、私は自身の希望で宮古市へ戻る前に、釜石市で宿泊しました。釜石市に行きたいところがあるので、明日に備えてホテルで就寝です。
2024/9/21
釜石市で迎えた朝。雨のため、とっても寒い一日でした(ホテルの窓から釜石市の一大産業である製鉄工場が見える!)。
ホテルを後にし、まず向かったのは鉄の歴史館。製鉄のまち釜石の姿を知ることができます。館内には大きい高炉跡の模型があり、これは圧巻です。他にも鉄に関するあらゆる展示を見て楽しめます。
その後、近くにある釜石大観音へ。
バスの時間がぎりぎりのため、正面から拝むことはできませんでしたが、まち歩きできたので良かったです。
その後、バスで釜石駅周辺へ。JRと三陸鉄道がある駅です。目の前には先ほどの製鉄工場が。
そして釜石といえば、中村家さんの海宝漬が有名です。いわば海の宝石箱。せっかく釜石まで来たので、本店へ行きましたが、この日はまさかの臨時休業。でも売っているお店はたくさんあるので大丈夫!しっかりゲットしました。
お昼ご飯にはこちらも名産の釜石ラーメンを。あっさりした磯の香りがするスープと細麺が最高!夕方からのグリーンピアでのお仕事のため、お昼をいただいた後に、三陸鉄道で宮古駅まで戻りました。釜石も最高のまちでした!
夕方からは、グリーンピアのレストランでのお仕事に戻ります。少し日が開いてしまったので、感覚を取り戻します。まだまだ慣れていないので、スタッフさんの動きを見ながらお仕事をこなしていきました。
スキマ時間には、大船渡と釜石の思い出をスタッフさんにお話ししました!宮古と同じ岩手の沿岸地域ということで、お話が盛り上がりました。
2024/9/22
この日も朝夜と、レストランでのお仕事。
まだまだ旅行の余韻が抜けませんが、お仕事はお仕事で、しっかりとメリハリをつけていきます。いわば、来られるお客様も旅行中。最高の旅行をご提供するために、笑顔を忘れずに最大限のことができるよう心掛けました。
リピートのお客様や、連泊中のお客様もいらっしゃいました。リピートのお客様には、また来ていただいてありがとうございますという思いを胸に秘めながら、そして連泊中のお客様には、昨日と変わらず同じような気持ちいいサービスができるよう、心掛けました。
ちなみに、この日の夕食の賄いは、ちらし寿司丼とステーキです!豪華ですね!
2024/9/23
この日も朝夜とレストランでのお仕事。
朝食のビュッフェ形式のお仕事も慣れてきました。
お客様にご飯とおかゆ、おみそ汁をよそうお仕事は変わりませんが、お客様が帰られた後のテーブル上の御膳を片付け、清掃していく必要もあります。そちらも覚えていきました。次々とお客様が朝食を食べに来られるので、すぐに対応できるかが勝負です。スキマ時間を見つけては、片付け・清掃の繰り返しです。いかに効率よく仕事をこなせるかも、とても大切です。
この日の中抜けの休憩時間には、宮古市の隣・岩泉町の龍泉洞に行ってきました。ホテルの車をお借りして、片道1時間弱です。中抜けは5時間なので、なかなかせわしない一日です。
龍泉洞は日本三大鍾乳洞の一つなので、必ず寄りたいスポットですね。龍のモニュメント、涼しい水の流れを見て、おいしい水をいただいてから洞内へ。
洞内にはごつごつした岩や長い鍾乳洞、青い水面が輝くとっても神秘的な光景が広がります。そして洞内は寒い!真夏だと心地いい涼しさなのでしょう。見どころがたくさんあって、30~40分くらいでまわりきりました。隣にある龍泉新洞科学館にも行きました。
そして、岩泉町といえば、飲むヨーグルトと短角牛!お土産も購入し、レストランで短角牛ハンバーグをいただきました。岩泉町で素敵な思い出を作ってからは、お仕事のために急いで宮古市へ戻りました。
戻ってからは、夜のレストランのお仕事。
料理名もかなり覚えてきました。この日は初めて「これは何のお料理ですか?」とお客様に聞かれました。この時のために、料理名を覚えてきました。しっかり説明することで、ご満足いただけました。正直、なじみのないお料理もたくさんあるので、最初は覚えるのが大変でしたが、お料理をお出しする側として働くことで、お料理にも愛着が湧いててきました。私が調理しているわけではないですが、おいしそうに食べておられるお客様の姿を見ると、こちらもうれしくなります。
2024/9/24
この日はお仕事がお休みです。
グリーンピアの専務と、宮古市役所の方のご案内の元、宮古市の港で行われた「2024みやこポートフェスタ」に参加しました。
これは外国船をお出迎えするというイベントで、数々のお店が出店したり、宮古駅までの無料シャトルバスが出たりと、外国人観光客のために様々な催しがされます。
朝8時頃、やってきた客船を、旗や横断幕を持ってお出迎えします。私も全力で大きな旗を振ってお出迎えしました。客船の窓からも、外国人観光客が顔を出して手を振ってくれました。宮古市の小学生の踊りの披露もあり、素敵でした!
そこからは、客船から出てきて市内観光へ向かう外国人観光客に、ガイドマップを渡してお見送りします。
その後は、夜に出航するまで空き時間があるので、外国人観光客と同じように宮古市内を車で観光しました。地元のスーパーを少しぶらりした後、道の駅みやこへ行きました。こちらにはお土産屋さんとレストランがあります。レストランでは、念願の瓶ドンをいただきました。瓶ドンは宮古市では超有名な映えグルメ!スプーンでかき出していただきました。超絶品です!
続いて、浄土ヶ浜を訪れました。宮古市で有名な景勝地です。ビジターセンターで車を停めて、館内を見学した後、浄土ヶ浜をぶらりしました。寄ってくる波の景色が本当にきれいです!うみねこもたくさん!とても癒されます。
ちなみに、宮古市内の中学生が、先ほどの客船に乗っていたであろう外国人観光客を案内していました。はたから見ていましたが、地元の若者が外国人を案内して交流し、仲良くなっている姿は素敵でした。
そのまま浄土ヶ浜レストハウスへ。こちらもお土産屋さんとレストランがあります。こちらでは、浄土ヶ浜の岩を模したおにぎりを食べました!芸術品ですね。その後も展望台に上がって景色を見て、浄土ヶ浜を満喫しました。
その後、浄土ヶ浜を少し北に行ったところにある潮吹穴に行きました。こちらは、波が押し寄せると穴から潮が吹きだす景勝地です。思ったよりも高く吹き上がります。結構距離が離れているのですが、私の方にも水がかかってくるくらいすごいです。
その後、地元のパン屋さん「相馬屋」でハムカツサンドを購入し、また港へ戻ります。もうすっかり夜で、客船の光が美しいです。客船を見に来た方や、これから客船に乗って次の寄港地へ向かう外国人観光客でにぎわっていました。
そして夜7時頃、客船が旅立ちます。今度も客船が見えなくなるまで旗を振り続けました。とっても感動的な光景でしたね。200人くらいで外国人観光客をお見送りしていて、素敵な催しだと感じました。
その後は「宝介」というお店でラーメンをいただいて、グリーンピアへ戻りました。
2024/9/25
この日はいつもと違って、朝昼続けてのお仕事です。
朝は同じようにビュッフェでのお仕事。昼には震災学習で訪れた中学生の皆様に広いホールで昼食を振る舞うため、そちらの準備と片付けを行いました。4クラス130人ほどのお料理や食器をひたすらテーブルに置き、帰られてからはひたすら片付ける作業です。一見、気の遠くなるような作業ですが、スタッフの皆様と行えば、すぐに終わりました。
私も修学旅行などで料理を出される側は経験しているので、料理を提供する側を経験できたのは、とても良かったです。
15時頃にお仕事が終わったので、そこからまた車で出かけます。車で40分ほどのところにある入浴施設「リバーパーク 湯ったり館」へ行きました(ネーミングセンスが最高ですね!)。館内のレトロな感じが最高ですね。この日も寒かったので、ゆっくりと温まりました。サウナも最高でした。
2024/9/26
この日は、また朝夜とレストランでのお仕事。
ちなみにビュッフェ料理のおすすめは、宮古市で採れるぷりぷりの真崎わかめ、宮古市での漁獲量の多い真鯛のフライ、そしてトロトロのカレーです。仕事後にいただく賄いでは、わかめとカレーに関しては、ほぼ毎回食べていました笑。
中抜け時には、二度目の道の駅たろうへの訪問。
近いので行きやすいですね。お目当てのおにぎりなどが売り切れていたので、フライドポテトを食べました。
そして夜のお仕事。この辺りからもうあと数回しかお仕事ができないという寂しさが募ってきます。この日は、空き時間にスタッフさんから宮古市が合併されたときのお話を伺うことができました。その方は、ずっと宮古市に住んでおられるとのことで、昔の宮古市についてたくさん知ることができました。
2024/9/27
この日も、朝夜とレストランでのお仕事。
中抜け時には、少し羽を伸ばして久慈市へ向かいました。限られた時間は5時間。久慈市までは車で片道1時間です。夜のお仕事にも間に合わないといけないので結構ギリギリです笑。
久慈駅前に到着し、散策。久慈駅には「琥珀王国」という文字が。琥珀で有名なまちという肩書き、なんか素敵ですよね。そこも久慈市の魅力の一つです。
久地駅構内の「三陸リアス亭」を訪れました。朝ドラ「あまちゃん」で取り上げられて有名になった「うに弁当」を購入。こんなにも一気にうにを食べたことはありません!うにの香ばしさを存分に堪能しました。
「あまちゃん」の展示がある施設を訪れた後に向かったのは「喫茶モカ」。こちらも「あまちゃん」で取り上げられたお店です。こちらでは名物のナポリタンをいただきました。店内の雰囲気も含めて最高!
続いて訪れたのは、「久慈琥珀博物館」。
琥珀に関する展示や、琥珀坑道の見学ができます。琥珀の色って何とも言えない不思議で魅力的な色ですよね。
最後に訪れたのは、「道の駅 いわて北三陸」。
こちらの道の駅には「イシツブテ公園」が併設されています。イシツブテは岩がモチーフのポケモンで、“岩”手県の「推しポケモン」として選定されました。いろんなところにポケモンがいます!
これだけの施設をたった3時間でまわりきりました(まだまだまわりたいところもありましたが)。へとへとです笑。体調不良などで次のお仕事に支障が出ないようにしましょう。
宮古市に戻って、また夜のお仕事をして、この日は終了。
2024/9/28
この日も、朝夜とレストランでのお仕事。
この頃にはもう朝のビュッフェの仕事もかなり慣れてきて、手際もよくなってきました。
そして、朝のスタッフさんと、スキマ時間に昨日の久慈市についてのお話。やはり宮古市の方々も、同じ岩手の沿岸地域の久慈市への思い入れが強いです。とても素晴らしいことですね。
ちなみに、私が訪れてきた三陸の久慈市、宮古市、釜石市、大船渡市などは、三陸ジオパークとして認定されています。地図で見ても久慈市から大船渡市まで、それぞれの主要駅が南北にほぼ一直線に結ばれています。宮古市と久慈市の結びつきが強いのも納得です。ここまで、ほぼ一直線に結ばれているのは美しいなと私は思います。地図を眺めるのが好きで、この一直線を「地図美」としてとらえています笑。三陸リアス海岸に沿っているのも、美です。一度皆さんも、岩手の地図を眺めてみてください。
夜のお仕事も、かなり手際よく動けるようになってきました。
この日は、スキマ時間にスタッフさんに、当時の震災についてのお話をしていただきました。娘さんがおられるスタッフさんで、当時高校生だった娘さんと連絡が取れず、連絡が取れるまで不安で仕方がなかったと言います。しかし、スタッフさんが知り合いとばったり会い、「あなたの娘さんは、この場所にいるみたいよ」という情報を聞けたとのことです。当然通信環境がない状況の中、人と人の伝達で情報を知り、安堵できるという状況。とてもつらい。こういった震災のお話を聞けた体験は、とても貴重です。しかも、そのスタッフさんから、当時の様子を収めたブルーレイまでいただきました。本当にありがとうございます。これらのお話や貴重な資料は、被災者でない私も、他者に伝えていくべきことだと強く感じました。
(おいしい賄いの写真を添えて)
2024/9/29
この日も、朝夜とレストランでのお仕事。
夜のお仕事はこの日が最後です。一つ一つのオーダーに思いを込めて頑張りました。「せっかく色々覚えたのに離れるのはもったいないねえ。」とスタッフさんに言っていただきました笑。寂しい思いが強いですが、次はお客さんとして食べに行きます!と言って、みなさんとお別れしました。たくさんのことを優しく教えていただき、ありがとうございました!
2024/9/30
この日のお仕事は、朝で終了。ビュッフェ会場でのお仕事で最後を締めます。いつもと同じように料理をよそい、清掃をしていると、あっという間に退勤の時間になりました。朝は出発されるお客様をお見送りする大切な最後の時間のため、その時間に携わることができて本当に良かったです。
宮古市での最後の夜ご飯は、グリーンピアの専務にお寿司屋さんに連れて行っていただきました。おいしいお寿司や天ぷら、日本酒をたくさんいただきました。専務とはもちろん、大将ともいろんなお話をさせていただきました。大将には最後「また来てね」と言っていただき、とても嬉しかったです。専務にも今までたくさんお世話になりました。お仕事中はご一緒することが少なかったのですが、お迎えやお食事に連れて行っていただいたり、いつも私のことを気にかけてくださりました。今回のこのワーホリと、私をつないでいただき感謝しかありません。
2024/10/1
この日、スタッフさんにお見送りしていただいてグリーンピアを後にし、盛岡市へ立ち寄りました。
事務局を訪れ、ワーホリの振り返りをしたあとは、事務局の方と盛岡市内のまち歩きに行きました。
盛岡では有名な「白沢せんべい店」でお土産を買いました。店内の雰囲気も素敵でした。「石割桜」も名所で、名前の通りです。桜が咲く時期になると、多くの観光客でにぎわうそうです。鮭が遡上してくるというきれいな川・中津川にも行きました。鮭のモニュメントが素敵です。
そして、盛岡の関係人口・交流人口創出のための情報発信拠点でもある「盛岡という星でBASE STATION」へ案内していただきました。ここへ行けば、盛岡のことが何でもわかると思います!盛岡のことが好きな人が集まれる、素敵な場所です。盛岡についてのパンフレットコーナーがあったり、ワーキングスペースがあったりと、盛岡市外、市内の方どちらにも優しい場所だなあと思いました。素敵なアートギャラリーもありました!事務局の方には観光地についてや、とある建物が建設された経緯、地元のお祭りについてなどをガイドしていただきとても勉強になりました!
事務局の方とはBASE STATIONでお別れし、単独で残りの盛岡の時間を楽しみます。
いわてのソウルフード・じゃじゃ麺のお店・白龍(パイロン)へ行きました。最終日にして、念願の本場のじゃじゃ麺です!味噌の味が濃く、麺ももちもちで最高でした!
岩手銀行赤レンガ館は、盛岡を代表する観光スポットではないでしょうか。こちらは東京駅を手掛けた人物が建築しました。雰囲気が東京駅に似ていますね。このレトロ感が最高です。この日は休館日でしたが、中も見学できます。
そして、初日行けなかった福田パンの店舗へ行きました。店舗だと、自分で好きな具材を選んで挟んでもらうことができます。これがやはり福田パンの醍醐味ですよね!なんだかわくわくします。売り切れの具材が多かったのは残念ですが、私はチキンとやきそばを選択。
そして、早めの夕食に盛岡冷麺を選択。盛岡に来たなら、冷麺も食べたいですよね!ぴょんぴょん舎に行きました!麺の盛り方がとても美しい。ちなみに辛さの段階を選べて、「辛み別」にすると写真のように別皿に盛ってもらえます。好きな時に味変できるのでいいですね!こちらも麺がもちもちでとてもおいしかったです。
そうしているうちに、帰りの新幹線の時間になりました(新幹線の中で先ほど買った、福田パンのコッペパンをいただきました)。
長いようであっという間に、2週間の岩手滞在が終了しました。無事に、地元京都に戻りました。
宮古市との出会いは一生の思い出です。グリーンピア三陸みやこへの再訪はもちろん、また宮古市含む、岩手県全体に来て観光したいです!