
西和賀の人々の人生が混ざる時間、そのまんなかにネビラキカフェがあった

もえぎさん
滞在期間 2025/7/7~2025/7/26
「岩手」という地域のワーホリに応募しようと思ったきっかけは?
また、「ネビラキカフェ」を選んだ理由は?
昨年、2024年度の「バイトしながらいわて旅」に、同じ大学の友人が参加していたのがこのワーホリを知ったきっかけでした。その時期からワーホリにとても興味を持っていたので、今年度から休学することが決まった頃から、ぜひ岩手のワーホリには一度参加してみたい!と思っており応募しました。
私にとって岩手県含め、東北地方は未知の世界でした。生まれも育ちも西日本の私にとっては、同じ日本なのに文化も気候も全く違う東北地方での就労はとても魅力的に映っていました。
今回受入先として選んだネビラキカフェは、昨年度の募集プログラムを拝見したときからずっと気になっていた受入先でした。オーナーの瀬川さんご夫婦がネビラキカフェにとどまらず西和賀全体を盛り上げていこうとしていることや、カフェという未経験のお仕事への興味など、関心を持ったきっかけは様々でしたが、何よりテラス席のお洒落さ!!カフェ好きとしてこれは絶対に行ってみたい!!という気持ちも交えながらの応募になりました。
受入先でのお仕事はいかがでしたか?
私が対応した主なお仕事はレジ対応、ドリンク・フードの準備と提供、ケーキ・ドリンクの仕込みでした。
特に、デザートメニューのバスク風チーズケーキ・いちご味のバスク風チーズケーキは、ほとんど毎日どちらかを新しく仕込んでいたため、毎日大きなケーキを準備するのが新鮮な作業で印象に残っています。慣れないうちはオーナーの奥様や他のスタッフさんが助けてくださり、本当にありがたかったです。レシピも常に改良されているそうで、よりよいものを目指す姿勢にも刺激を受けました。今回のワーホリでケーキの等分カット、少しは上手になったかな……?
また、私が滞在していた期間は歓迎会や交流会、ネビラキinn(ネビラキカフェのオーナーが手掛ける宿)に宿泊された方とのご飯会なども開かれ、一緒に食卓を囲む人たちは毎回違う人たちで、岩手に生きる様々な人たちと、「よそもの」である私たちが混ざり合って一緒に楽しむ時間が本当に素敵で、大好きな時間でした。
お休みはどのように過ごしましたか?
休日は、同年代のスタッフさんが車を出してくれて、盛岡観光に行きました!盛岡といえばじゃじゃ麵を是非食べたいと思い、スタッフさんおすすめのお店「白龍(パイロン)」というじゃじゃ麵専門店に行きました。ほぼ人生初じゃじゃ麵でしたが、具沢山で味変も可能、〆のちいたんたん(卵スープ)まで盛りだくさんでおいしい経験でした!味変のラー油は入れすぎると激辛になるので、苦手な人はご注意ください。
~もえぎさんのバイトしながらいわて旅~
穏やかな日々を過ごせたワーホリだったなと思います。
毎日滞在先のゲストハウスからネビラキカフェまで向かうたびに西和賀町ののどかさと自然に癒されながら歩いたり、カフェの休憩時間に賄いを食べながらスタッフのみんなとお喋りしたり、このまま定住してしまおうかと考えるほどゆったりとした時間を過ごさせていただきました。また、ネビラキカフェのお仕事では、カフェというお仕事の楽しさや難しさにも触れ、「もっと良くしていくにはどうすればいいか」と日々考えておられる瀬川さんオーナーご夫婦の姿勢にも刺激を受け、自分の今後人生を考えるきっかけをたくさんいただいたと思います。
穏やかだっただけでなく、西和賀で出会った人たちの熱い思いにも触れた三週間でした。ここで出会った人それぞれに人生があって、自分の取り組むべきミッションを持っている。もっと良くしていこうとしているところだったり、上手くいかなくて悩んでいるところだったり、人それぞれですが、私はそんな皆さんの生き方に触れることができて本当に良かったと思っています。「自分の人生とは」「私の働き方とは」そんな疑問を持って始まった休学生活が少し前進した日々だったと感じています。