バイトしながらいわて旅|ワーク&ステイ PROGRAM

実施レポート

[2025冬]奥中山高原株式会社(ホテル奥中山高原)

複素数(♡)⁴さん

初の雪だるまを作りたいうちなーんちゅの旅

複素数(♡)⁴さん

複素数(♡)⁴さん

滞在期間 2026/2/2~2026/2/14

「岩手」という地域のワーホリに応募しようと思ったきっかけは?
また、「ホテル奥中山高原」を選んだ理由は?

大学在学中に、一人旅で47都道府県制覇を目標にしており、岩手県はちょうど30県目&今年最初の一人旅!
以前、夏に新潟でリゾートバイトをした際、岩手県出身の方とお話しする機会があり、「いつか行ってみたい」と思ったことが、岩手に興味を持ったきっかけでした。
一人旅で日本各地を巡る中で強く感じたのは、1日や2日滞在しただけでは、その土地の本当の魅力は分からないということでした。せっかく訪れるなら、短期観光ではなく、実際に滞在しながら地域の方々と関わり、生活に近い距離でその土地を知りたいと思い、今回バイトしながらいわて旅への応募を決めました。

また、沖縄出身の私にとって、冬の岩手は未知の世界。「本当に生きて帰れるの?」「熊に食べられないでね」と友人に心配されることもありましたが、それ以上に雪だるまを作ってみたい!銀世界を見てみたい!という素直な好奇心が勝り、初めての岩手上陸となりました。
奥中山高原スキー場を選んだ理由は、雪国ならではの環境を思いきり体験できる場所だと感じたからです。雪に囲まれた自然の中で働き、暮らす経験は、これまでの旅では得られない貴重な時間になると考え、応募を決意しました。

受入先でのお仕事はいかがでしたか?

旅館でのリゾートバイト経験があったため、業務自体は比較的スムーズに行うことができました。
特に印象的だったのは、沖縄文化さながらの“かめーかめー攻撃”(=「もっと食べなさい」と次々に勧めてくださる温かいおもてなし)です。毎日三食しっかりいただくだけでなく、賄い以外にもチョコバナナがほぼ無限に供給され、さらにジェラートまで毎日のようにいただくという、まさに食のフルコース状態でした。その結果、参加メンバー全員が健康的に(?)成長し、心も体も大変満たされた滞在となりました。
温かい環境の中で、楽しく充実した勤務を経験できたことに感謝しています。

お休みはどのように過ごしましたか?

事務局主催の参加者同士の交流会の際に訪れた「福田パン」が特に印象に残っています。自分で具材を選べるスタイルがとても楽しく、ボリュームもあり大満足でした。関東圏であれば、同じようなカスタム式のパンは今の価格の3倍でも購入していたと思います。これほど満足度が高いにもかかわらず、とても良心的な価格で提供されており、地元の方々に長く愛されている理由がよく分かりました。
観光というよりも、“地域の日常に触れられた”ことが嬉しく、岩手ならではの温かさを感じた休日となりました。

~複素数(♡)⁴さんのバイトしながらいわて旅~

一人での参加だったため最初は少し心細さもありましたが、同じく地方出身で関東の大学に通う参加者の方々と出会い、すぐに打ち解けることができました。学年はそれぞれ異なっていましたが、この数日間は銀世界という非日常の中で、普段の生活では味わえない特別な時間を共有することができました。
今回は「見送る側」と「見送られる側」の両方を経験し、人とのつながりの尊さを改めて実感しました。別れ際には「今度はみんなでタイ行きタイね」と笑い合いながら一度お別れしましたが、関東で再会できる距離でもあります。
岩手でつながれたご縁を、これからも大切にしていきたいと思います。

2026/02/02

1日目

盛岡駅に到着すると、目に飛び込んできたのは一面の雪景色。雪が積もったホームを見た瞬間、思わず感動して、雪に手を埋もれさせてみたり…。南国出身の私にとって、駅に雪がある時点でもう非日常です。

盛岡からは、名前からしてすでに可愛らしい「IGRいわて銀河鉄道」に乗車。ガタゴトと揺られながら奥中山高原駅を目指しました。ちなみに、岩手の電車やバスは雪の影響もあってか、想像以上によく揺れます。体感アトラクションです。
数十分後、奥中山高原駅に到着。そこから送迎バスで移動したのですが、車窓から見える景色は…360°、雪!雪!雪!視界のどこを見渡しても白く、思わず「本当に雪国に来たんだ…」と実感しました。
そして、今日から一緒に滞在スタートとなった、ほかのバイトしながらいわて旅の参加者である香川出身のうどんちゃん(リフト勤務)と、広島出身の最年長のお姉さん(同じくホテル勤務)の大学生二人と仲良くなりました。学年はそれぞればらばらで、私はちょうど真ん中。出身地もそれぞればらばらですが、今は3人とも関東に住んでいるという共通点があり、帰っても会えるねーと仲良くなりました。

2026/02/03

2日目

ワーキングホリデーの「ワーキング」が始まった2日目。
居心地の良い職場で、時間の流れが穏やかで、自然と肩の力が抜けていくような感覚がありました。
そして、何より印象に残ったのが賄いのご飯です。これまで各地を旅しながら、ご当地グルメや地域の名物はかなり食べてきたつもりでしたが、ここでいただいたご飯は別格でした。特にラーメンとお刺身が絶品。お刺身はあまりの美味しさに、思わず涙が出そうになるレベルでした。

夜は、うどんちゃんとお姉さんと一緒に晩ごはん。気づけば話が止まらず、いわゆる爆語りタイムに突入しました。初日を思い返して、「みんなどんだけ猫かぶってたんだ!」と全員でツッコミを入れるほど、すっかり素の空気に。こうして少しずつ職場の人から仲間へ、距離が縮んでいくのを実感した夜でした。

2026/02/04

3日目

この日は、岩手に来たいちばんの目的をついに達成しました。そう、雪だるま作りです。退勤後にお姉さんと一緒に外へ。雪に顔を思いきり埋もれさせてみたところ、鏡を見るまでもなく分かるレベルのとんでもない顔になっていて、2人で大爆笑。気温は低いはずなのに、不思議と寒さは気にならず、ただただ楽しい時間。「こんなに何も考えず、全力で遊んだのはいつぶりだろう?」と思うほどで、体感としては数億年ぶりでした。
合流して3人で話しているうちに、「次は3人で雪に顔を埋もれさせて、団子になろう」という謎の約束が生まれました。

2026/02/05

4日目

この日はお昼の時間が少し遅め。すると料理長さんがさっとワッフルを作ってくださいました。「おやつ」というには本気すぎる美味しさで、もはや心まで満たされるやつです。

さらに、退勤間際には、「バイトしながらいわて旅」とは別窓口から参加している大学生の女の子が到着。クラゲヘアーが可愛いクラゲちゃん。気づけば一気に人数が増え、空気もぐっとにぎやかに。
夜は賄いの時間に、4人全員が集合。前日の「団子になろう」という話を覚えていたのか、「団子が4つに増えたね」と言わんばかりに、気づけばお腹がちぎれそうになるくらいまで笑っていました。ここまで笑うこと、最近あったかな?と思うほど。ご飯も美味しいし、温泉にも毎日入れて健康にはかなり良いと思いました。

2026/02/06

5日目

この日は、盛岡で事務局主催の参加者同士の交流会があり、うどんちゃんとお姉さんの3人で外へお出かけ。
八幡平市で別のプログラムに参加している大学生の女の子2人と合流し、まず向かったのは福田パン長田町本店です。噂には聞いていましたが、パンの種類の多さとお手頃価格にびっくり。「これは盛岡に来たら外せない場所だな…」と、早くも納得しました。
その後は、盛岡名物の冷麺と焼肉を食べに。冷麺は今回が初挑戦だったのですが、想像していたよりも麺に弾力があり、さっぱりしていてとても美味しかったです。焼肉との相性も抜群で、気づけば箸が止まりませんでした。
お腹いっぱいになったあとは、カーリングへ。テレビではなんとなく簡単そうに見えていたのですが、実際にやってみると、投げ方が想像以上に難しく大苦戦。楽しかった代償として、翌日の筋肉痛はほぼ確定してしまいました。

最後には、バイト新柄いわて旅を担当している岩手県職員の方も交えて座談会を行いました。改めて自己紹介をしながら、それぞれがどんな思いで岩手に来たのかを知ることができました。うどんちゃんとお姉さんの話を改めて聞いて、一人で雪国・岩手にやって来るだけあって、やっぱり集まっているメンバーが濃いな…と、しみじみ実感。バックグラウンドも、目的も、岩手に惹かれた理由もさまざまで、話を聞いているだけでもとても刺激的でした。一人で岩手に来たのに、気づけばRPGゲームのように仲間が増えていて、旅が一気に賑やかになりました。

解散後は、うどんちゃんとお姉さんの3人でわんこそばを食べに行きました。わんこそばの存在を知らなかったお姉さんは、「なにそれ、デスゲーム!?」と困惑していましたが、実際に体験してみると…ほぼデスゲームで間違いないと思います。
次から次へと出てくるそばに追われながら、気合と意地で食べ進め、私とお姉さんは60杯ずつ完食。(まあまあすごい)そして、うどんちゃんはなんと100杯を完食。(めっちゃすごい)ちなみに、15杯で1人前とのことなので、数字にするといろいろ考えたくなりますが、この日はもう深く考えないことにしました。その後は電車の時間がギリギリになり、盛岡駅まで全力疾走。わんこそばよりも、これがいちばんのデスゲームだった気がします。

2026/02/07

6日目

この日は、いつもお姉さんが「眉毛がとても綺麗ですね!」と声をかけていたお客様が、実は沖縄から来ていた団体の方だったことが分かり、思いがけずお話しする機会がありました。出身地の話で一気に盛り上がり、「まさか岩手で沖縄の方に会うとは!」と、お互いにびっくり。記念に写真を撮りました。久しぶりに、うちなーんちゅならではの温かさを感じる時間でした。

夜はいつも通り、うどんちゃん・お姉さん・クラゲちゃんと一緒に語り合いタイム。一日の終わりに集まって話すこの時間が、すっかり日課になってきました。中でも、お姉さんは毎日のように全力で変顔を披露してくれるのですが、それを見続けているうちに、気づけば私も無意識に変顔をするように…。毎晩あれだけ爆笑して、変顔まで自然に出るようになってしまったので、帰る頃に元の私にちゃんと戻れるのかは、正直ちょっと怪しいところ。とりあえず、岩手から帰ったあとにキャラ変だけはしないように気をつけたいと思います。

2026/02/08

7日目

退勤後にナイターで人生初スキーに挑戦しました。
板に足をはめた瞬間、まさかの大暴走。経験者のクラゲちゃんとお姉さんを差し置いて滑り出し、止まれないまま加速からの盛大に転倒。開始数秒で「これは思っていたスキーと違う…」と悟りました。
少し練習をしたあと、人生初のリフトへ。落ちないかが心配で、終始体がガチガチ。無事に降りられたものの、想像以上の高さに内心かなりびっくりしました。
その後はお姉さんとクラゲちゃんに教えてもらいながら、転んでは立ち上がり、また転び…を何度も繰り返し。気づけば雪山を降りる頃には、ほんの少しだけですが「滑れている感覚」を掴めるようになりました。とっても楽しかったです。

夜は4人でご飯を食べながら、初めて明かされたのが、私の第一印象。どうやら最初は、「フリフリやリボンの物ばっかり身に着けているし、この子が“一人で47都道府県制覇します”とか言ってるの、正直びっくりした」と思われていたらしく。でも実際に話してみた結果、「色々話聞いたら普通に怪物だったから納得した」という結論に落ち着きました。褒めてるのかどうかはさておき、ちゃんと理解してもらえたならそれでOK、ということで。

2026/02/09

8日目

ルーム清掃をしていると、突然「ガタン、ガタン」と大きな音。「え、今の何!?」と一瞬身構えましたが、正体は屋根から雪が落ちる音でした。雪が音を立てて落ちる、という発想自体が初体験。雪国の日常は、想像以上にダイナミックです。
さらに、ずっと気になっていた熊の話も聞くことができました。このあたりでは「たまに出る」存在とのことで、話を聞けば聞くほど、「東北ってなかなかのサバイバル地帯では…?」と。
うどんちゃんとクラゲちゃんは、たまたま2人ともお休みだったらしく、なんと3日連続でスキーとスノーボードをしていたそうです。話を聞いているだけで体力の差を感じつつ、若いってすばらしいな…と、1個下のふたりに思いました。雪国の冬を全力で楽しめるそのエネルギー、少し分けてほしいです。

2026/02/10

9日目

うどんちゃんの最終日前夜には、念願だった“雪に顔を埋める団子”を決行しました。想像以上に雪が顔に張り付き、とにかく痛く、身をもって雪国の洗礼を受けました。これを機に、今後はあまり体を張りすぎないようにしようと思います。

名残惜しさもあり、休憩室で日付が変わるまで語り合いました。群馬出身のクラゲちゃんは、スマホゲームで日本全国を群馬で制圧したそうで、「おひつじ座を群馬にしました」と誇らしげに話していたのも印象的でした。何気ない会話や少し無茶な思い出も含めて、かけがえのない時間だったと感じています。

2026/02/12

11日目

意を決して、極寒の中で露天風呂に入りました。雪が降る中での入浴はまさに非日常で、寒さとは対照的にお湯はとても温かく、最高の時間でした。
この日はクラゲちゃんの最終日前夜でもあり、休憩室でゆっくり語り合いました。ここ最近は一日中だらだらと過ごす休日がなかったこともあり、安心感からかそのままぐっすり眠りかけてしまいました。静かな時間の中で、旅の終わりが近づいていることを少しずつ実感する一日となりました。

2026/02/13

12日目

最後のワーキングとなりました。会う人みなさんに「また遊びに来てね」と温かく声をかけていただき、この場所で過ごした時間の濃さを改めて実感しました。
夜は休憩室でお姉さんと二人きりになり、「怪物よ、ほんとうに帰るのか」と寂しそうに(変顔付きで)見送ってくれたのが印象的でした。最後はマッサージ機に座ったまま二人とも数分だけ寝落ちし、ほとんど記憶がないままそれぞれの部屋へ戻って爆睡しました。

2026/02/14

13日目

最終日も、いつもと同じ時間に目が覚めました。もう働かなくていい朝なのに、体はすっかりここでの生活リズムを覚えてしまったみたいです。なんだかそれだけで、少しうれしくて、少しさみしい。
この日はお休みだったお姉さんと一緒に、盛岡へ。通い慣れた道なのに、「今日が最後」と思うだけで景色がやたらとエモく見えるのはなぜでしょう。バスの窓から見える空も、やけに広く感じました。
そして、念願だったプリクラへ。「え、ポーズどうする!?」「時間ないって!」と大騒ぎしながら、結局よく分からないポーズと変顔で撮影終了。でも、出来上がった写真はちゃんと楽しそうで、ちゃんと今の私たちでした。

「また来てね」と言われるたびに、本当に来よう、と思える場所ができたことが何よりうれしかったです。最後の最後まで全力で楽しんだ一日。観光というより、“ちゃんとここで生きた証”を回収するみたいな時間でした。
そして、私の岩手旅これにて完結です。

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